2022.10.06
こんにちは!
陽だまりデンタルクリニック 院長 豊田です。
今回は『小児検診』に関して書いていきますね。
小児の検診は歯が生えだした頃から定期的に受けたほうが良いと思います。
「そんなにしょっちゅう行ってらんないよ」「行ってフッ素塗るだけでしょ?」
…ごもっともです。
子供のお世話をされているご家族の方にとって、頻繁に来るのは大変です。
ただ、5,6歳までであれば年に1回か2回なので、それほど大変ではないかも…(こればっかりはご家庭によりますね)。
では、そうまでして何のために小児検診を?と聞かれれば、僕は「お子さんに「キレイな歯」を贈りたいからです」と答えます。
きれいな歯は健康面でも社会的な面でも良いイメージをもたれます。
そのためにも虫歯にならないことが一番大事です。加えて、虫歯予防して虫歯になるリスクを下がれば、しょっちゅう歯科医院に来る必要がなくなります。
検診に来て虫歯予防のフッ素塗布、シーラント処置をした方が結果的にご家族の方は楽になると思います。
また検診では歯並びの将来予想をある程度します。(あくまである程度です)
昔の歯医者さんでは歯並びに関して質問された場合、「ちょっと様子を見ましょう」とよく言われたものですね。
今はある程度予想がつきます。
ただ、歯並びは遺伝的な要因(ご家族の歯並び)や、環境要因(口呼吸、指しゃぶりetc. )が絡み合って成り立ちます。そのため、どうしても歯並びの予測は絶対がないんです。
しかし、明らかに歯並びが悪くなる条件をちょっとずつ取り除いたり、早い段階で治療介入することで健康的な歯並びへと誘導することが可能です(どうしても難しいケースはあります)。
そのためにも乳歯から大人の歯へと生え変わる6、7歳ころの検診は行ったほうが良いです。
もし歯並びが悪くなりそうな条件がそろっている場合は
「このままだと歯並びが悪くなりそうなので、ご希望があれば、こんな治療ができますよ~」「小児矯正の専門の先生に診てもらったほうがいいですねー」などなど色々とお話しすることが可能です。
お子さんが小さい頃は、ご家族の方が色々大変だと思いいます。
なので最小限の労力で最大限の効果をあげられる選択をしてください。
次回は小児矯正のお話です。
ACCESS