2022.12.24
小児歯科
鹿児島市 陽だまりデンタルクリニック 豊田です。
早いものでもう年末。皆さんはどんな年末になりそうですか?
年末もお忙しい方が多いでしょうが、今年の汚れは今年のうちに!ってCMありましたね。
何かのタイミングで検診や歯石取りをすることはメリットしかありませんよ。
今回はこどもの虫歯に関してです。
ちなみに、一番上の表題は患者さんにとっても歯科医師にとっても という意味です(+_+)
一般的に子供の歯の虫歯は進行が速いと言われています。
それは大人の歯に比べて柔らかいため(イメージ)虫歯に対して抵抗性がかなり低くなります。
そのため、乳歯の虫歯の進行は大人に比べると、虫歯の進行が早いんです。
これ本当です。
正直言って焦るときがあります。
口の中を見て、小さな虫歯予備軍があるな~、このくらいのむし歯であれば進行しないこともあるから、フッ素塗って様子見ようかな?う~ん、念のためレントゲンだけでも取ってみるかって撮影してみたら虫歯が深い‼ってケースは少なくないです。
正直焦ります(2度目)
子供の歯を削るのがかわいそうだからと様子を見ていたりしていると知らないうちに大きい虫歯になってしまいます。
そのくらい子供の歯は油断できません。
ですから、ちょっとでも怪しい時はレントゲンを撮ったほうが絶対いいです!
乳歯ならまだしも(よくないのですが)、生えたてホヤホヤの歯を治療するのは心が痛みます。
でも治療しておかないと悪化するだけなので、やはり治療したほうが良いのです。
では、どうやって虫歯のならないようにすればいいの?と言われたら
歯ブラシ、食生活 この2つのみ!だと思っています。
虫歯菌はあまいものを取り入れて酸を作り出します。 この酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かして
虫歯を作ります。 なかでも菌が好むのは砂糖です。
この糖が無ければ菌を活発に活動できずに虫歯になりにくくなります。
つまりは、虫歯のなりやすい食べ物を減らす、食べ物が入ったらできるだけ早く掃除する!
これらにつきます。
特に甘くて歯にくっつきやすいケーキやクッキー、ドーナツなどはあまりおすすめしませんが、
子供が好きならしょうがないです。我慢しすぎるのもつまらないですよね。
それでも虫歯になるよ!っていう人は予め歯の表面の細かい溝を白い素材で埋めてしまう
”シーラント”という方法もあります。
特に6歳臼歯と言われる6番目の歯にはとても有効です。
この頃、このシーラントをしている患者さんが増えている気がします。
そういう意識の高い患者さんは、やはりむし歯も少ないイメージです。
子供のころは自分で虫歯があるかわかりません。
子供の判断は”痛み”です。痛みが出てきたときは大体神経の近くまで虫歯が進行しているので、ご家族の方が仕上げ磨きをしたり、定期健診の時にチェックしたりしてお口の状態を確認していきましょう!
ではまた来年お目にかかりましょー
ACCESS