子供の虫歯はどこにできやすい?

2023.10.26

こんにちは!陽だまりデンタルクリニック 院長です。

今回は小児の虫歯に関して書いていきますね。

最近、お子さんの検診が増加しています。全然むし歯がない子、虫歯がちょこちょこある子、多数の虫歯がある子など、色々な子がいます。

虫歯がない子は問題ないのですが、虫歯があったり、歯茎が腫れている子は、この時期からブラッシングの習慣を身に着け、大人の歯が虫歯にならないように誘導してあげる必要があります。

では子供の歯のどの部位が虫歯になりやすいのでしょうか。

実をいうと、年齢によって虫歯になりやすい部位が異なります。

1~2歳 上顎 前歯部

この時期は前歯でかじりとって食べる時期なので、上の前歯の裏側に食べ物が溜まりやすくなります。この時期は上の前歯の裏側は、ブラッシングをして汚れをしっかり取りましょう。

飲み物にも注意が必要です。この時期の飲料は水かお茶にしてください。清涼飲料水・野菜ジュースなどは糖類がたくさん入っています。これらは虫歯のリスクを高めます。

2~3歳 奥歯(臼歯部)咬合面(噛む面)

よく臼歯部を使って噛むようになる時期です。食べ物のかすが奥歯に溜まりやすくなり、細菌も溜まるため虫歯となります。

特に上顎 臼歯部は注意です。上の奥歯は非常に見えにくいので注意です。

4~5歳 奥歯(臼歯部)の隣接面(間)

6歳ころになると6歳臼歯と言われる第一大臼歯が生えるため、押されるように乳臼歯が動きます。その動きにより乳歯間が詰まり、汚れがたまって虫歯になります。

このころの虫歯は、非常に見にくく歯科医師でも判断が困難で拡大鏡を使っていてもはっきり見えません。そのため、チェックして(フロスの引っ掛かり、変色がないか)怪しい場合はレントゲン撮影を行います。この時期はご自宅でのブラッシング時にフロスを必ず行いましょう。

必須です!

6~9歳 第一大臼歯

永久歯は乳歯に比べて虫歯になりにくいと言われていますが、萌出したばかりの歯は虫歯のなりやすい傾向があります。また、萌出途中は歯茎が被っているため汚れが溜まりやすいです。

このため、親がチェックしてあげないと日々の汚れが取れません。仕上げ磨きはまだしてあげましょう。

9~12歳 乳歯の一番奥と第一大臼歯の歯の間

これは6-9歳と同じ理屈です。第2大臼歯がはえてくると第1大臼歯が前に押され、乳臼歯と第1大臼歯がピッタリとくっつきます。そのため汚れが溜まりやすく虫歯になりやすいのです。

お判りいただけたでしょうか?

そこまで気をしてたら大変だ!という人は

とにかく歯をこまめに磨き、隣接面はフロスを通してきれいにする!

あとは歯科医院で虫歯予防のフッ素を塗ってもらう!

を実践してくださいね

では次回は乳歯は虫歯が進行しやすい?について書いていきますね

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