2023.11.23
検診歯周病
こんにちは!陽だまりデンタルクリニックの院長です!
今回は歯周病治療を一通り行なった患者さんにとって、治療後のメインテナンスがいかに重要かを話していきますね。
なぜ今回このテーマにしたかというと、歯周病治療をしてすごく良くなりました!と言っていた患者さんが少しずつ後戻りし出している現状に若干の危機感を感じたので選んでみました。
ちなみに歯周病治療後のケアを正確に表現すると色々あるので、歯周病治療後の定期的な維持管理を”メインテナンス”と表現しています。
歯周病治療の終わりが新たな始まり
あー、やっと歯周病治療が終わった!といって、一安心するかたが多いです。そりゃそうですよね。長い間受診して、やっと良い感じになった!と思ったら、しばらく手を抜きたくなりますよ。でもむしろ治療の終わりは歯を守るための新たなスタート地点と言えるでしょう。治療後のメインテナンスが欠かせない理由について、詳しく見ていきましょう。
歯周病治療後のリスク
歯周病は再発のリスクが常につきまといます。しっかり治療を受けたからこそ、その後のケアが肝心です。治療後にケアをしている人、ケアをしていない人で比較するとケアしていない人の再発率はケアをしている人と比較して10倍以上歯周病が再発すると言われています。そのため、定期的なメインテナンスがリスクを軽減するのに役立つのです。
メインテナンスの具体的な内容
では、歯周病治療後のメインテナンスには具体的にどのようなケアがしているのでしょうか?
当クリニックでは
①患者さんの現在のブラッシング方法の把握、歯間ブラシのサイズチェック
②プラークチェック
③歯周ポケットの検査(必ずでは無いです)
④プラークが付いているところのブラッシング説明
⑤歯石除去
⑥PMTC(プロによる歯面磨き)
⑦フロス
⑧洗浄
と言うメニューをしています。もちろん個人個人で状態が異なるので、その人に合った処置を選択することもあります。
メインテナンスの頻度と歯科検診
適切なメインテナンスの頻度もとても重要になります。個々の状態によりますが、口腔内が良い状態の方は通常は半年に一度の歯科検診、ほどほどの方は3ヶ月、一通り歯周病治療をされた方は、はじめは毎月来ていただき、定期検査で維持できていればメインテナンス期間を伸ばすようにしています。
このメインテナンスで歯科医師、歯科衛生士の視点から口内環境を確認し必要に応じてアドバイスを行います。定期的な検診こそが、の健康な歯を保つ秘訣なのです。
新しい習慣の始まり
歯周病治療後のメインテナンスは、新しい生活習慣の始まりとも言えます。正しいケアを続けることで、治療の成果を維持し、将来の歯のトラブルを予防できます。ぜひ、これを機に健康な笑顔を保つための習慣を身につけてみてください。
まとめ
歯周病治療後のメインテナンスは、治療の完了と同じくらい重要です。再発を防ぎ、健康な歯を保つためには、日常的なケアと歯科検診の両方が欠かせません。新しい習慣を身につけ、定期的な歯科検診を受けることで、一生涯にわたって美しい笑顔を保つことができます。ぜひ、歯周病治療後のメインテナンスを真剣に考え、健康な口内環境を築いていきましょう。
何かご質問や疑問があれば、お気軽にご相談ください。皆さんの健康な歯と笑顔のために、陽だまりデンタルクリニックがお手伝いさせていただきます。
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