2025.05.31
一般歯科
こんにちは!陽だまりデンタルクリニック院長です!
「歯が痛くなったら歯医者に行けばいい」——
そう考えて、症状が出てから歯科を受診される方はまだまだ多いです。しかし、歯が痛む段階では、虫歯がかなり進行していることがほとんど。こうなると、歯を削る量が増えたり、神経の治療が必要になったり、治療回数が多くなることもあります。
一方、痛みが出る前に虫歯を発見できれば、最小限の処置で済み、歯の寿命を延ばすことができます。
今回は「虫歯の初期サイン」と、それを逃さないための「レントゲン検査の重要性」をわかりやすくお伝えします!
虫歯というと「痛いもの」というイメージがありますが、初期の虫歯はほとんど痛みません。
これは、虫歯が歯の表面の「エナメル質」に留まっている段階では、痛みを感じる神経まで達していないからです。この段階で発見できれば、フッ素塗布や最小限の削合で治療でき、負担も少なくて済みます。
しかし、初期段階では自覚症状がほとんどないため、自分で気づくのは難しいのが現実です。
初期の虫歯は自覚症状が少ないものの、よく観察すると以下のようなサインが現れます。進行した虫歯では、さらに顕著な症状が出ることもあります。
✅ 虫歯の症状チェックリスト
これらのサインは虫歯の始まりを示している可能性が高いですが、摩耗やエナメル質の異常など他の原因も考えられるため、歯科医の診断が重要です。特に**歯と歯の間にできる虫歯(隣接面う蝕)**は、鏡で見ても気づきにくく、進行してから発見されるケースも少なくありません。
虫歯の中には、目視では確認できない場所に潜んでいるものがあります。例えば、歯と歯の間、歯の裏側、詰め物の下などは、肉眼での発見が難しい部位です。
ここで活躍するのが**レントゲン検査(X線検査)**です。レントゲンを使うことで、以下のような虫歯を早期に発見できます:
早期発見により、治療の負担を大幅に減らせます。
「乳歯は抜けるから虫歯になっても大丈夫」と思われる方もいますが、それは大きな誤解です。乳歯の虫歯を放置すると、以下のようなリスクがあります:
乳歯の時期から虫歯を予防・管理することで、将来の健康な口腔環境を守れます。「どうせ抜けるから」と放置せず、「未来の歯を守る」意識が大切です。
「レントゲンの被ばくが心配」という声もありますが、現在の歯科用デジタルレントゲンは放射線量が非常に少なく、安全性が高いです。
例えば、1回のレントゲン撮影(デンタルX線)の放射線量は約0.01~0.03mSvで、1年間に自然界で浴びる放射線量(約2.4mSv)の100分の1以下です。当院では鉛入りの防護エプロンを使用し、さらにリスクを最小限に抑えています。お子さんやご高齢の方にも配慮し、必要最小限の撮影を行っていますのでご安心ください。
虫歯を早めに見つけて治療することには、以下のような大きなメリットがあります:
✅ 早期発見・早期治療のメリット
「痛くなってから」ではなく、「虫歯になる前に気づく」ことが、歯を守る最善の方法です。
虫歯は静かに、しかし確実に進行します。痛みが出てからでは、歯に大きなダメージが及んでいることが多いです。
少しの違和感でも、気になったときに歯科でチェックすることで、大切な歯を長く守れます。
当院では、3~6か月ごとの定期検診でお口の状態を詳しく確認し、必要に応じてレントゲン撮影を行い、目に見えない虫歯も早期発見します。
以下のようなサインに気づいたら、早めに歯科を受診してください:
「まだ大丈夫かな」と放置していると、虫歯が進行してしまうことも。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください😊
大切な歯を守る第一歩は早期発見から。定期検診で健やかな笑顔をキープしましょう!
ではでは~
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