2023.01.09
歯周病
明けましておめでとうございます。
陽だまりデンタルクリニック です!
今年も宜しくお願いします。
もうお正月も明けましたが、皆さん体調を壊していませんか?寒いので風邪やインフルエンザ、コロナなどに気をつけてくださいね。
今回は歯周病に関して書いていきます。よく考えてみたら自分が専門にしている分野なのに全然書いてなかったなーと思いまして。
では『歯周病』ってどんな病気ですか?
質問されると一言では言いにくいのですが、すごいザックリ言うと『大人の大半がかかっている歯茎の病気です。』
ザックリ過ぎましたね。でも本当です。国の調査結果で30才以降の成人の約7-8割が罹患している病気です。そして最も歯を抜く原因になっている病気です。この頃は歯周病から歯を守ろう!そのために良い歯磨き粉を使おう!などのCMが良く流れています。そのくらい以前よりも歯に対する意識が上昇していることは良いことですね。
ただ、歯周病は
①何が原因で歯周病になる? ②何が悪化させる原因? ③どうすれば治るの? ④歯周病は他に影響す?
と言った具体的なことは理解されていません。
そこで、このテーマに関しては歯周病シリーズで書いていきます。今回は 何が原因で歯周病になるの? にスポットを当てていきます。
歯や歯茎の周りにはプラーク(歯垢)がつくことがあります。その中のプラークは細菌の塊なんですが、(これを意外に知らない)その細菌の中に歯周病の原因となる歯周病菌が隠れているわけです。
この歯周病菌は1種類ではなく、色々な種類の歯周病菌の総称でたくさんいます(P.g菌、A.a菌、P.i菌などなど)。こうした細菌が増殖し食べかすなどを餌にしてどんどん増加すると歯周病細菌が活発になり歯の周りの組織が炎症を起こしていきます。
この炎症は初期段階だとほとんど症状がありません。別名サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)と呼ばれるくらいですから、なかなか気づきません。この気づかない理由が歯周病が多い原因の一つ何です。
まとめると
歯周病の原因は『口の中にいる細菌』なんです。
さ、細菌?ちょっとやだな~って思う人も多いでしょう。でも口は人の身体の中で、腸の次に細菌が多い部位ですから仕方ないんです。
では次回は 何が歯周病を悪化させるの? に関して書いていきます。
ではでは~
ACCESS