2023.02.02
歯周病
陽だまりデンタルクリニックです!
前回は歯周病の悪化要因に関して書いていきました。
今回はどうすれば歯周病が治る?を説明していきます。
歯周病は段階がありますが、どの段階でも大切なことは
きちんとプラークが除去できている事
なのです。
これこそ一番の基本であり一番大切なこと
これができなければ歯周病は止まらないし、治らない!本当です!
今回は歯肉が腫れているけど歯の周りの骨にまでは影響が出ていない”歯肉炎”から軽度に骨に影響が出始めている”軽度の歯周炎”をターゲットにします。
歯周病の治療において、初めに行われる治療が歯周基本治療です。
これは原因であるプラークの除去、歯石の除去、歯根の滑択化などを行う治療です。
その基本治療の中でもプラークの除去が最も重要で、これができなけりゃ意味がない。
プラークの除去以外の歯周基本治療はプラークが付きにくくなるための治療なんです。
じゃあ、プラークの除去はどうするの?
歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ この3点セットを使用します!
みなさん歯ブラシは使っていますよね。でもフロス、歯間ブラシは使っていない方が非常に多い
少なくとも歯肉炎か歯周炎と言われている方は必ず使ってください!
(歯間ブラシが入らないよって方は歯間ブラシ不要です)
じゃあどうやって使うの?
ブラッシングは”バス法”と言われる磨き方を推奨しています。
これは文章で説明するのが難しいので○ou ○ubeなどで検索してください(すいません)。たくさん出てきます
ブラッシングを行った後に取れなかった歯間のプラークをフロス、歯間ブラシでとります。
以前、私が学生の頃に歯周病学の先生からバス法さえやれば汚れは全部取れる!と言われ信じていましたが、まあ無理です。
細かいところまで届かない汚れを歯間ブラシ、フロスでとると思ってください。
当院ではブラッシングやフロス、歯間ブラシの使用方法を歯周病治療の際に必ず説明しますので、当院を受診していただければ歯科衛生士さんが丁寧に説明してくれます。
開業して5か月がたっていますが、プラークを除去できている患者さんは、ほぼ歯周病が改善していることを実感しています。
あとは歯磨剤です。
私は歯磨剤に関して補助的なものと考えています。
歯磨剤を使用せずにブラッシングだけ行うよりも、使用してブラッシングを行うほうが治療効果は高いです。
ただ万能ではないです。
重度の歯周炎に対して劇的な治療効果があるか?と聞かれれば、そこまではないと私は思います。
あくまで補助
大切なことは歯ブラシ、フロス、歯間ブラシを使ってプラークを定期的に除去する。
これが鉄則です
そこに歯磨剤を加えるとより効果的です。
繰り返しますが大切なことは
歯ブラシ、フロス、歯間ブラシを使ってプラークを定期的に除去する
実践すれば軽度の歯周炎くらいまでであれば改善してきますよ!
次回は中等度以降の歯周炎の治し方に関して書いてみます。
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