なぜ予防歯科が重要なのか？

これまで日本の歯科医療は「痛くなったら行く場所」というイメージが強くありましたが、日本以外の先進国では「歯を長く残すために定期的に行く場所」が歯科医院という考え方をしているため、日本とは大きくイメージがかけ離れていました。その理由として、日本には国民皆保険制度があり、治療費も保険適用になるために、比較的に安価に済むことから意識が低いと考えられてきました。

• 「子供の頃に歯医者さんに行って痛い思いをした経験がある」
• 「歯科医院の匂いが苦手」
• 「歯科医院にあまり良いイメージがない」

自分が小さな時に経験した事柄は大人になっても記憶に残っているものです。
このように思っている大人の方も多いのではないでしょうか？

最近では、予防歯科の重要性が認知されつつありますが、依然として定期検診の受診率は５０％以下に留まっています。
下の図をご覧ください。定期的に歯科医院へ予防治療に行くことは将来的に歯を残すことができる本数にも影響することが分かります。

他にも、むし歯菌や歯周病菌が全身疾患にも影響を及ぼすことが明らかになっています。
むし歯は歯周病に罹患しないことが皆様の健康を守るための１つのポイントなのです。

もしも、ご自身の大切な天然の歯がむし歯に罹患し、削らなければならなくなった場合、むし歯は完全に治ることになるのでしょうか？
むし歯や歯周病は感染症のため、小さなむし歯でも一度でも削ってしまったら完全に治ることはありません。
そのためにも、むし歯や歯周病にならないお口の環境作りが重要です。

鹿児島市の歯医者［陽だまりデンタルクリニック］では、患者様の歯を残す治療をモットーに、「歯科医院がたくさん歯を削ったり治療をする場所ではなく、なるべく歯を削らない、歯を予防して末永くお口の健康を守る歯科医院でありたい」と考えています。

予防ではどんなことをするの？

鹿児島市の歯医者「陽だまりデンタルクリニック」では、

• 歯科医院で行うプロケア
• 患者様がご自宅で行うセルフケア

歯科医院で行うプロケア

PMTC

日常生活を過ごしていると、日々歯磨きをしっかり行っていたとしても、歯の表面にバイオフィルムが形成されます。バイオフィルムは細菌が集まってできるため、言わば、むし歯菌、歯周病菌の巣のようなものです。このバイオフィルムは、歯磨きでは落とすことができないため、歯科医院で専門の機械を使って除去する必要があります。鹿児島市の歯医者［陽だまりデンタルクリニック］では、歯科衛生士が患者様のお口の健康を守るためのメンテナンスを行っています。

・TBI（Tooth Brushing Instruction）

歯科衛生士による歯磨き指導のことです。利き手によって歯ブラシが届きにくい場所があったり、磨けずに汚れが溜まっている場所があるなど、人によって歯磨きの仕方に癖があります。TBIを行う時には、まずは専用の薬液で歯垢（プラーク）を染め出し、どこに磨き残しがあるのかを明確にします。染め出した箇所をどのように磨けば汚れを取り除くことができるのかを歯科衛生士からお伝えさせていただきます。

フッ素塗布

フッ素には、歯を強くしたり、歯の表面の細かいキズ等を修復したり、むし歯菌による酸の被害を抑えたり、歯垢（プラーク）ができるのを抑える働きがあります。

セルフケア

患者様が日常生活で行う歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロス等のケアグッズを活用したご自宅でのケアのことを言います。
歯磨きだけでは、歯垢の除去率は約６割程度と言われていますので、歯間ブラシやデンタルフロスを活用することで、歯垢の除去率が上がります。
鹿児島市の歯医者［陽だまりデンタルクリニック］では、患者様に合った歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスのご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。